「エマルジョン」ってなんのこと?~塗装工事の基礎知識~

こんにちは!
エス・ビルドシステム営業担当の林です。
突然ですが、塗装工事でよく使われるAEPとは「アクリルエマルジョンペイント」を略したものです。
ではエマルジョンとはどういう意味かご存じですか?
私はまったくわかりませんでした。普段よく使う言葉でもその意味を全て答えるのは難しいですよね。
今回は塗装工事について簡単にまとめましたのでぜひご覧ください!

塗装工事の流れ

1.養生
 塗装しない場所をマスキングテープやマスカーで隠します
2.下地処理
 数回パテを重ねることでボードの繋ぎ目を平らに仕上げます。
 パテには溝や段差を埋める「下塗り用」と、滑らかな表面に仕上げる「上塗り用」があります。
 下塗り用を重ね、最後に上塗り用で仕上げます。
3.塗装
 下塗り・中塗り・上塗りで仕上げます。

塗装の種類

AEP(アクリルエマルジョンペイント)
アクリル系合成樹脂を主成分とする塗料です。内装の塗装によく使われます。
エマルジョンとは水と油が混ざり合っている状態を指しています。AEPはアクリルと水が混ざり合っています。
ちなみにマヨネーズやアイスクリームもエマルジョンしているそうです。
特徴1:費用が安い
特徴2:臭いは少ないが、上の階にあがっていくので注意する

EP-G(つや有り合成樹脂エマルジョンペイント)
内装だけではなく、外装にもよく使われている塗料です。
特徴1:艶を付けることで耐水性や耐候性を向上させている
特徴2:艶が強いため凹凸が目立つ。※下地処理に気を付ける

ウレタン塗料
ウレタン系樹脂を主成分とする塗料です。鉄部や木部に用います。
光沢加減から全艶・半艶・三分艶・艶なし(マット)の4種類があります。
他にも全艶にフラットベースと呼ばれる艶消し材を混ぜることで、他の艶を作ることができます。
特徴1:乾燥が早く塗料が欠けやすい
特徴2:艶を調整することができる

OP(オイルペイント)
ウレタン塗料を使うことが多いためあまり使用しません。
特徴1:乾燥が遅く塗料が欠けづらい
     乾燥に時間がかかるため、ドアに塗ってしまうと長時間閉める事ができません。

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