設計志望から現場管理の道へ ~2年目社員が語る現場の魅力~
~Interview~
エス・ビルドは社員の男女比率が1:1という、建築業界には珍しい特徴を持っています。
現場管理として活躍する2年目の女性社員に今の職に就いた理由を聞きました。
自己紹介
自己紹介をお願いします。
エス・ビルド2年目の景山です。
普段は現場管理として工期のスケジュールを立て、職人さんの手配や材料の管理などをしています。
大学では設計を学んでいました。現場の知識はまったくない状態で入社したので日々勉強中です。
現在は施工管理技士の資格取得を目指しています。

大学では何を専攻されていましたか?
「ランドエスケープ」と呼ばれる、人と自然が共生できる社会を目指し、建築からアプローチするという分野です。地球温暖化や災害多発などの困難に直面している現代にあった暮らし方と、それを支える生活環境について研究していました。
公園や庭園などはもちろん商業施設など、自然を取り入れた建造物などを設計していました。
2m四方の卒業制作
学生時代で印象に残っている事を教えてください。
卒業制作で作った模型は思い入れがあります。2m四方のとても大きな模型です。
テーマが「実際に存在する土地に商業施設を作るという」ものでした。
私は地元の奈良を選びました。実際に存在する道路や駅・線路などを考慮して施設を作るのですが、
制約が多すぎて頭がパンクしそうでした。

どんな模型を作りましたか?
迷路型の商業施設を作りました。
メインとなる商業施設を取り囲むように迷路を配置して、途中に美術館などを散りばめました。
迷路の進み方は何通りもあります。お客さんに何度も足を運んでもらえるように工夫をしました。
設計事務所のインターンで受けた衝撃
現場管理を志した理由を教えてください。
インターンがきっかけです。
当時は設計がしたかったので、設計事務所のインターンに行きました。
クリニックの図面を描かせてもらったりしていたのですが、ある日その工事が始まるということで見学に行きました。私にとって初めての現場です。そこで心を掴まれました。
図面通りに建物が出来上がっていく工程を見て、「現場って面白い」と思うようになりました。
インターンが終わってからも、設計事務所さんにお願いしてクリニックが完成するまで現場に通いました。完工する頃には現場管理として働こうと決めていました。
現場でやり直しは通用しない。
最後に現場の魅力を教えてください。
やり直しが通用しないところです。設計段階では間違えた線は簡単に消せますが、現場ではそうはいきません。失敗しないように周到な準備が必要です。
社内の連携や、職人さんとの意思疎通、材料の手配などひとつでも欠ければ工事は進みません。緊張感はありますが、完工した時の達成感は設計では味わえません。