平面図からでもクロス計算なんのその!「建築の電卓」の便利機能 その②

前回ご紹介した床モード以外にも、まだまだ便利な機能が沢山あります。今回は壁モードを中心に「建築の電卓」のおすすめ機能をご紹介したいと思います。

自在に設置できる開口

建物の中には、通路になる開口やドア、窓など沢山の開口があります。しかし、壁面の積算をするとき、手計算だと開口を考慮して積算してられないというのが正直なところではないでしょうか。「建築の電卓」では決まった形のドアや窓などの開口は、開口マスタに登録しておけば、選択してクリックするだけです。壁の全面にあるような大きな窓は直接図面をなぞって高さや位置を入力することで簡単に好きな場所に開口を設置することができます。開口の設置が終われば部材を選択して貼り付けするだけ。開口部にかかる材料を必要に応じて減算してくれます。もちろん減算するかしないかも選択できます。

縦横に設定できるエリア

全面同じクロス仕上げなら手計算での積算も簡単ですが、実際には違うことも多いですよね。エントランスにはタイルが貼ってあったり、会議室の一面はリピートのあるアクセントクロスで他は白クロス。こっちの壁は腰壁がパネルで、その上はクロス仕上げだったり塗装仕上げと、仕上げの範囲も材料も数えきれないくらいあります。

「建築の電卓」は横方向のエリアはもちろん、縦方向にもエリアの設定が可能なので、様々な仕様の壁も瞬時に積算できます。リピートのある材料もリピートを考慮した積算ができ、縦貼りにも横貼りにも対応しています。

展開図も出力できる

積算が終われば展開図で使用の確認をすることもできます。設置したドアや窓等の開口や、天井梁・ブラインドボックス(自分で設置したもの)、クロスの割付などが表示されます。展開図がない図面でも立体的に確認できるので仕上りのイメージがつきやすくなります。

積算結果を共有

「建築の電卓」はExcelやWordと同じようなファイル保存形式のため、メールに添付して送信したり、ソフトを持っているもの同士で相互に編集することができます。

見積りのために積算した結果を現場の監督や職人に共有して、材料を発注することで発注ミスを防いだり材料のロスも減らすことができます。

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