内装積算のルールを大公開!
皆様の会社では、積算ルールを設けていますか?
ネットで積算について調べると沢山の考え方があり、これが正解といったものがありません。
そのため会社でルールを設けず、ご自身の経験則から独自で計算している方も多いと思います。
今回は建築業界に入ったばかりの方や、積算の仕方が曖昧な方に当社の積算ルールの一部についてお伝えします!是非、ご一読ください。
手計算の心構え
①大きな誤差は出さないことを意識する!
三角スケールや1/100の図面を使用している時点で、図面上の1mmは10㎝、実際の1㎝は図面上の0.1mmとなります。つまり単位がメートルの時、小数点第二位を計算してもそこまでの精度は三角スケールでは出ません。
②現場で「材料が足りない!」だけは防ぐ!
現場で材料が足りなくなると作業ができなくなり、工事の遅滞につながる可能性があります。
・小数点の考え方
現場での材料不足だけは避けたいため、
加算する部分の計算は切り上げる
減算する部分の計算は切り捨てる。
という風に考えています。
・小数点以下の考え方
床材量やクロスを計算したとき、小数点以下が0.8以上になる場合は精度が怪しいため
求めて出た数量に+1枚/巾します。
こうすることで、より確実に材量の不足を防ぐことができます。
壁面積での開口の考え方
壁面積を求める必要がある際、開口を減算するかしないかは会社によって異なってきます。
当社では以下のように考えています。
減算するもの…排煙窓、扉、窓など
減算しないもの…スイッチ、コンセント、分電盤など
切り代の考え方
当社では以下のように切り代を設定し、計算を行います。
壁クロス…50mm
天井・梁…100mm
ロール形状の床材…両サイドで10mm
他にも注意事項はありますが、今回は一部ご紹介させて頂きました!
今回は手計算のルールについてお伝えしましたが、当社では「建築の電卓」という
積算ソフトを使用しています。
上記のルールもこのソフトに組み込まれているため、数値精度は高いソフトになっています。
積算にルールを設けてみませんか?
当社では建築業界がはじめての方や、もう一度積算を学びたい方に向けて
積算支援パックというサービスをご提供しております。
こんなお悩みをお持ちの方におすすめです!
- 積算教育用の資料を作る時間がとれない (パワポが苦手)
- 未経験者や事務の方に積算部分だけでも即戦力になってほしい
- 積算ルールがないため、人により教え方がバラバラ
積算講習を受けて頂くと、講習で使った資料をお渡しします!
内装工事会社が作った積算資料になりますので、建築業界で働く今後の新人教育にもご活用頂けます!
4月からの新人教育に向けて、既存社員の方々の積算を強化してみませんか?