材料のシビアな積算数量の必要性

そもそも、内装工事における内装材料の数量はなぜシビアに出す必要があるのでしょうか。
今回は4つの観点から説明します。

1. お客様への販売価格を決定する観点

お客様に対して材料の数量が曖昧だと、過不足の請求を立てることにつながり、工事会社に対する信頼の欠如になりかねません。

また、工事店にとっても材料の発注不足は大きなリスクになります。
なぜなら材料が不足していると来た職人がその日に施工できず、工期遅れの原因にもなり、人件費が倍増することもあるからです。

したがって、工事店はピッタリの材料を発注せず多少のロス(余り材料分)を予めみておく必要があります。当然このロス分もお客様に請求することになります。

そういった意味でも、工事店はどのくらいの材料が必要なのかを正確に知っておく必要があり、それを元に販売価格を決定しなければならないいのです。

2. 現場材料の過剰発注の観点

過剰に発注するということは、仕入れ原価が上がるため、当然工事店の利益は減ることになります。
材料原価だけでも損していることになりますが、それ以外にも労務費や工数、廃棄費用がプラスでかかってくることも無視することはできません。

材料は現場に届くと軒先で運送会社によって降ろされます。
何千㎡を超えるような工事現場では、その荷物を運搬して工事場所まで移動するのもかなりの労力となり、搬入費という費用が発生します。
もし運びこまれた材料が不要な材料であれば、余った分は再度搬出という形で運搬されます。
その余った材料はトラックに積み込まれ、運送というコストがかかり、最後には廃棄費というコストもかかってくるのです。

したがって工事店は必要最低限の材料で現場に臨むことが肝要なのです。

3. 環境問題の観点

余った材料が再利用されるケースは少ないです。
大抵の場合は他の端材とともに廃棄されます。
正確な数量の把握は環境問題・エコの観点において大切です。

4. 責任問題の観点

材料を余らせない方がいいのは言うまでもなく当然です。
過剰発注により材料が大量に余った場合、それはいったい誰が計算した数量なのかという問題になります。
見積書作成のための積算担当者なのか、発注担当者なのか、現場監督なのか、営業なのかという点で責任の擦り付け合いにもなりかねません。

いづれにしても働く者にとって気持ちのいいものではありません。


上記について、すべて正確な材料把握さえできていれば解決できる問題です。
「建築の電卓」ではこだわり積算により、材料の1枚単位、10㎜単位までの正確な数量把握を可能にしています。