材料のシビアな積算数量の必要性

そもそもなぜ内装工事における内装材料の数量をシビアに出す必要があるのか?

1. お客様への販売価格を決定する観点。

お客様にたいして材料の数量があいまいだと過不足の請求を立てることにつながり、お客様から工事会社対して信頼の欠如になりかねない。また工事店にとって材料の発注不足は大きなリスクになる。なぜなら材料が不足していると来た職人がその日に施工できず、工期遅れの原因にもなり、人件費が倍増することもあるからだ。したがって、工事店はピッタリの材料を発注せず多少のロス(余り材料分)を予めみておく。当然このロス分もお客様に請求することになる。

そういった意味でも、工事店はどのくらいの材料が必要なのかを正確に知っておく必要があり、それを元に販売価格を決定しなければならない。

2. 現場材料の過剰発注の観点。

過剰に発注するということは、仕入れ原価が上がるため、当然工事店の利益は減ることになる。材料原価だけでも損していることになるが、それ以外にも労務費や工数、廃棄費用がプラスでかかってくることも無視することはできない。材料は現場に届くと軒先で運送会社によって降ろされる。何千㎡を超えるような工事現場では、その荷物を運搬して工事場所まで移動するのもかなりの労力となり、搬入費という費用が発生する。もし運びこまれた材料が不要な材料であれば、余った分は再度搬出という形で運搬される。その余った材料はトラックに積み込まれ、運送というコストがかかり、最後には廃棄費というコストもかかってくる。したがって工事店は必要最低限の材料で現場に臨むことが肝要である。

3. 環境問題の観点

余った材料が再利用されるケースは少ない。大抵の場合は他の端材とともに廃棄される。環境問題の観点からも廃棄量は減らしたいところである。正確な数量の把握はエコの観点でも大切である。

4. 責任問題の観点

材料を余らせない方がいいのは当然である。過剰発注により、材料が大量に余った場合、それはいったい誰が計算した数量なのかという問題になる。見積書作成のための積算担当者なのか、発注担当者なのか、現場監督なのか、営業なのかという点で責任の擦り付け合いにもなりかねない。いづれにしても働く者にとって気持ちのいいものではない。

上記のいづれも、正確な材料把握さえできていれば、すべて解決できる問題である。「建築の電卓」ではこだわり積算により、材料の1枚単位、10㎜単位までの正確な数量把握を可能にしている。