壁材のロスを削減できる方法

こんにちは。エス・ビルドシステム 林です。
先日、現場で大量にクロスを余らせてしまったという話を聞きました。
現場での材料のロスは金額的にも環境的にもできる限り最小限にしたいですよね。

今回はそういった方におすすめの「壁モード」の減算機能をご紹介します。
「建築の電卓」は減算機能が充実しています。難しい操作は一切ありません。
図面に沿ってクリックしたり、施工範囲を分けることで厳密な材料計算にも対応できます。

1.開口

開口を配置することで、開口部が減算された壁面積を計算してくれます。
合わせて、廻縁や幅木の数値も減算してくれます。

開口の設置方法は、2種類あります。

  • 開口追加:事前に開口をリストに登録しておく。リストから開口を選び、配置する。
  • 開口描写:①開口の始まり ②開口の終わり ③1点目と2点目の間

以上3点をクリックする。次に開口の高さ、位置を入力する。

2. 腰壁

1,000mmの腰壁があり、張り分けがあることを想定します。
下図の(3)に1,000と入力することで、床0mmから1,000mmが施工範囲として設定することができます。
この操作により、2,600の壁の中で床0mm~1,000mmの範囲と天井0mm~1,600mmの範囲とで施工範囲を区切ることができました。

あとは、該当箇所に張りたい材料を選択していくだけです!

3. 巾木・廻り縁

高さ60mmの巾木を想定します。
腰壁と同じように、巾木を施工範囲から省きます。


以上が「建築の電卓」壁モードでの材料の減算方法になります。
最後にクロスを貼って展開図を出してみました。赤がクロスです。
開口にクロスがすっぽり収まっているところは自動で減算されるので、ロスを最小限に抑えることができます。
簡単な操作で材料の減算ができるだけではなく、展開図を出力することができるので計算漏れを防ぐことができます。

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